11月6日

≪クラスカフェ・クラスの語らい≫

 

今回は上山秀雄講師により” みんなと話そう 歩いて・見て...町の再発見 豊能町の

山・稜線歩き!10名山”の内容で”我が町を・・・もっと知ろう!をテーマに”とよの

マップ(分かりやすく立派な地図です)”を見ながら「ここは知ってる「名前は知ってる」

等楽しい時間を過ごしました。

地形を知るためにはまず山の名前を覚えることだそうです。たしかに「あれは〇〇山、あっちは△△山」と言えれば格好いいですね。でも山に囲まれたこの地では、なかなか

難しいですね!
豊能校の受講生として、これを機にゆっくり散策をしながら覚えていきたいものです。 

10名山とは

 ①高代寺(488.7m)...吉川   ②妙見山(660.1m)...川尻・川西市黒川    ③鴻応山(678.9m)...牧

 ④天台山(640.1m)...川尻   ⑤光明山(639.0m)...川尻   ⑥戸知山(625.1m)...高山・木代・川尻

 ⑦明ケ田尾山(619.9m)...高山・箕面市止々呂美     ⑧水牢古城跡山(527.0m)...野間口

 ⑨鳥阪城跡山 ...野間口    ⑩青貝山(660.0m)...吉川

山さんの説明の後は、班別に何に興味をもったか?どこに行きたいと思ったか、何にについてもっと知りたいと思ったか、それぞれに話し合い

ました。班別に代表者が話し合いの内容を発表しました。

役行者についての話に始終した班、まだ行ったことの無い初谷川や余野川に行ってみたい等の発表が有りました。豊能町に住んでいる受講生でも知らない場所、歴史がなんと多いかを再認識しました。

上山さん、有難うございました。

 

≪音楽で楽しく≫

 とよのウクレレクラブ 三浦常雄講師による講座

 音楽はいろいろな場面で我々の生活の中に溶け込んでいます。”音楽”は生活に楽しさと潤いをもたらすのではないでしょうか。小さい頃に親しんだ童謡から唱歌、歌謡曲、演歌、クラシックといろいろな楽しみ方があります

今回は受講生でもある三浦常雄講師率いる「とよのウクレレクラブ」の皆さんによるハワイアンを中心に、ウクレレの演奏、フラダンス、歌、受講生との皆で歌おうコーナー、クイズと盛りだくさんなプログラムです。

三浦さんは70歳で会社勤めを辞めてからの楽しみとしてウクレレを始められました。全くの初心者でクラブに入会、今やウクレレの魅力にはまっているそうです。ウクレレは一人でもつまびけ、気軽にどこでも演奏でき、両腕の指先を動かす事により脳トレにもなり若返りにも良いそうです。我々も三浦さんを見習って若々しくがんばりましょう!

初めの「アロハオエ」から、ハワイアンの定番「タイニーバブルス」中島みゆきのヒットソング「糸」ザ・ピーナッツの

「恋のバカンス」から「お座敷小唄」等々11曲が始まりました。また、「バリバリの浜辺で」と「南国の夜」はフラダンスも!演奏だけでなくウクレレに関するクイズ「ウクレレの宝石箱コーナー」やとてもウクレレの演奏とは思えない素晴らしい演奏「編曲 さくら」と曲名当てクイズ「お楽しみコーナー」、受講生も参加の皆で歌おうとバライエティー豊かな構成で楽しい時間を過ごしました。

 

演奏の前に、それぞれの曲のバックグラウンドの紹介が有りました。「タイニーバブルス」を直訳すると小さな泡、ワインの中に小さな泡がたっているよ!これはハッピー、乾杯しようよという軽やかなラブソングだそうです。また「トゥユースイトハート」は好きな人との辛い別れの歌、2008年の日本アカデミー賞に輝いた映画「フラガール」でも別れの場面でフラダンスのBGMとして演奏されたそうです。普段、何気なく聴いている曲もその背景が分かるとひと味違って聴こえませんか?

の画像は「ウクレレは「宝石箱コーナー」「お楽しみコーナー」の一場面です。

また、今回の立役者である三浦さんによるアンコール曲「いい湯だなあ」で締めを飾りました。

赤い法被と豆絞りの鉢巻き、ミカンのマラカスで大いに盛り上げてくださいました。

三浦さん、とよのウクレレクラブの皆さん、有難うございました。

11月13日

≪笑ってストレス解消≫

 Dr.Kataria School Laughter Yoga 認定

 笑いヨガティーチヤ- 水島寿子講師による講座

笑い ってなんだろう?ヨガというと、なんとなく難しい。身体は硬いし「あんなポーズは無理」と思います。

笑いヨガのフォーマットに従えば、「おもしろい」「楽しい」という感情と、「 笑う」動作を切り離すことができ、どんな気分でも笑えてしまうのです。確実に笑いの健康効果が得られることが実感できるので、継続がしやすく、

身体も心も元気 になります!

ラフターヨガ(笑いヨガ)とは? ズバリ!一言で説明すると、「誰でも理由なく笑えるユニークな健康法」

です。 よく間違えられますが、ヨガのポーズを取りながら、笑うわけではありません。試しに一度、30秒間声を

して『ハハハ…』と笑い続けてみてください。簡単な動きに『ハハハハハ……』と声を出す事を付け加えるだけです。体がぽかぽかして、血流が良くなったように感じませんか?これが笑いの力なんです。笑いは呼吸です。

息を吸いながら笑うことはできませんから、吐く息に『ハハハ』と声を添えることで、感情として笑うのではなく、笑う動作をするだけです。つまり、笑いを呼吸法と考えてハハハと吐くだけで、ヨガのような健康効果が得られるのが笑いヨガ。だから体操であり健康法です。笑いとヨガの呼吸法に共通のところが有ります。

日本では10年前まで笑うことへの抵抗が有りました。今では大人は1日平均15回、3~4歳の子供はオヤツや知っている人の顔を発見つけた時

など、1日平均100回以上笑います。笑顔をつくると口角があがり、脳が「私は幸せ」「私は楽しい、嬉しい」などと認識します。また『ホホホ』

『ハハハ』体操をする事で腹筋のインナーマッスルを鍛える効果や肺活量のアップ効果もあります。”は行”の音は笑いに繋がります。”は行の有る

生活”を実践しましょう。毎日続けて10~15分笑うと効果があります。まずは家に帰ったら「ただいま へ」!本来は立って、まわりの人と触れ合

いながら行いますが、今はコロナ禍なので椅子に座ったままでの片足上げも効果有ります。座ったままでも手拍子に合わせて、「ベリーグッド・

ベリーグッド」いえ~い」「いいぞいいぞ いえ~い」「ええやんええやん いえ~い」で頭の中のモヤモヤ解消、さあレッツ・ゴー!ホホ ハハ体操!

 

≪耐震・地震について≫

 「地震と私たちの生活」

 北摂建築研究所一級建築士事務所 

  和泉輝夫講師による講座

11月6日の”音楽で楽しく”の三浦さんに続いて、府民カレッジ豊能校の才能豊かな受講生の

一人でもある和泉輝夫講師の登場です。ご自身が一級建築士として活躍されています。

建築設計には大きく分けて、意匠設計、構造設計、設備設計があります。この3つの分野を結集して、

それぞれに調和をとることで建築の設計が完成します

 「意匠設計」は敷地の条件や周囲の環境に対応しながら建築物の配置を決定し、内外観や間取り構成、

 造作や装飾をデザインします。

 「設備設計」は快適な室内環境のための空調設備、上下水道設置などの衛生設備、コンセントや照明配備

 など電気設備を担当します。

 「構造設計」は建物の土台・骨組みを設計し地震などに対する安全性能を担当します。つまり建造物が

                   壊れないように柱や梁の性能・形状・配置の決定を担当します。

                            和泉さんは「構造設計建築士」で主に建物の構造、耐震などが専門分野です。

我々の記憶に残る大きな地震だけでも「関東大震災」「阪神・淡路大震災」「新潟県中越大震災」「東日本大震災」が有ります。地震国日本では、その他に

も数多くの震災が有りました。和泉さんの専門の耐震のための構造設計は、日本に限らず構造物にとって大切な分野です。豊能校が存在する豊能地

区は活断層(将来いつか別の地震の原因となる可能性の高い断層)の危険性が高い2㎞より㎞圏で影響が比較的小さい思われます。

とは言っても日本の近い将来「首都圏直下型地震」「南海沖地震「東南海地震」などが予測されています。

右の図の震源の分布をご覧頂ければ日本にもアカマルがついています。また、日本とその周辺のプレー

フィリピン海プレート、太平洋プレート、北米プレートが複雑に絡み合っているのが現実です。

このプレートの動きで大きな地震が発生する可能性が有ります。他人事では無く、我々が住む豊能町

周辺エリアでも常日頃の備えが必要になってきます。

よく地震発生時にテレビなどでマグニチュード〇〇、震度〇〇と発表が有りますが、この違いも理解

する要があると思います。

 マグニチュードとは震源地の地震そのものの大きさを表す指標です。マグニチュードとはひとつの

 地震に対してひとつしか有りません。

 震度とは、ある大きさの地震が起きた時の我々が生活している場所での揺れの強さです。震度とは

 揺れの大きさを表します。揺れを感じたとき揺れを観測した場所がどれだけ揺れたかを表したもの

 です。

≪ホンマかいな?2題≫

 1.現在は地震発生時に震度計で計測しています。信じられない事ですが、少し前には観測所で

  「なまず」や「へび」の動きで観察していたそうです。ホンマらしい!

 2.古くは秦の始皇帝の時代、地震の揺れの感知のため、建造物の龍のベロに玉を載せ揺れで落ち

         ることで地震と判断したそうです。ホンマ?

≪クイズ≫

 明石海峡大橋のような吊り橋に車で走行中に地震。この場合の正しい行動は?

  地震が収まるまで車を止めて待機するが正解。最近の吊り橋は橋全体が共振しない構造になって

  ます。下手に車から降りたり、ましてや海や川に飛び込むのは危険です。

 

歴史上の国内地震発生歴 地震動の伝わり方  地震波の種類と揺れの特徴   ストラスプール大学近代地震計 現在の震度計測器についての説明 

建造物の耐震構造

 薬師寺の三重の塔は塔の中心部に心柱が通っており、心柱制振といい、東京スカイツリーにも応用されてます。

 心柱という柱が地面から最上部まで貫かれおり、建造物の強度をあげ、全体の揺れで倒壊しないような構造となっています。

 また、現在の代表的な地震に対する構造補強は

  1.耐震構造⇒構造体の強化を図り、地震力に対し踏ん張る

  2.免震構造⇒地面の動きを建物と切り離して地震力を建物に与えない

  3.制振構造⇒建物に地震エネルギーをダンパー等で緩和・制御する

家屋の耐震補強

 耐震補強のされていない家屋の場合、寝室など一部屋だけでも部屋の四隅に補強の鉄柱などで補強する方法があります。

下の画像は薬師寺の構造図及び地震に対する構造補強3パターン(上から1.2.3の順)の図解です。最後の画像は補強の有無による被害状況の比較です。

和泉さん 地震のメカニック、耐震の備えなど詳しく丁寧なお話しをして頂き、有難うございます。

決して他人ごとでは無い事が充分とは言えませんが、理解できたかな?

これで地震が来ても慌てる事無く対処出来るかな?

また、”ホンマかいな”な話や”クイズ”も楽しく聴かせていただきました。

分かりやすい図解や写真で大変為になりました。

11月27日

≪シニアの健康増進いろいろ≫

 シオノギヘルスケア 西田純久講師による講座

 新型コロナ感染がなかなか収束しない現在、今、私たちにとって、とても大切な新型コロナウイルスの感染対策の話がありました。

自分が感染しないために!→うがい、手洗い、マスクの着用。

他人に感染させないために!→うがい、手洗い、マスクの着用。

 

〈 感染対策として多層防御のすすめ 〉⇒6つの盾で防御する

1、正しい情報    4、手洗いうがい

2、強い身体づくり  5、咳エチケット 「うつらない うつさない」予備のマスクを用意し、携帯する

3、環境衛生     6、診断治療モデル         

 

〈感染症とは〉感染症とは、病原体(=病気を起こす小さな生物)が体に侵入して、症状が出る病気のことをいいます。病原体が体に侵入しても、症状が現れる場合と現れない場合があります。

感染症になるかどうかは、病原体の感染力と体の抵抗力とのバランスで決まります。

〈感染症はどのように発症する?〉

感染症は、

1、細菌やウィルスなどの病原体を含む感染源があること。

2、飛沫感染、接触感染など病原体がたどる感染経路があること。

3、病原体に対する免疫力(体の抵抗力)が弱い場合に発症することがあります。

〈感染経路とは〉

1、垂直感染

妊娠中、あるいは出産の際に病原体が赤ちゃんに感染すること、一般的に母子感染といわれる。

2、水平感染

感染源(人や物)から周囲に広がるもので、接触感染、飛沫感染、空気感染、媒介物感染の4つに分類。

〈多層防御による感染〉

3原則を1つの方法で成し遂げることや100%の感染回避は困難です。

感染リスクの軽減のために多層な防御が重要です。

〈咳エチケット〉

1、マスクを着用する。

2、ティッシュ・ハンカチなどで口や鼻を覆う。

3、上着の内側や袖で覆う

 

〈マスクは大切です〉

マスクをせずに咳やくしゃみをするとしぶきは」、約2m飛ぶ。

 

〈健康寿命とは〉

WHOが提唱した指標で、平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の基幹を差し引いた期間。

〈平均寿命と健康寿命〉

平均寿命と健康寿命の差(2016年調べ)

男性 平均寿命80.98歳に対し、健康寿命は72.14歳

女性 平均寿命87.14歳に対し、健康寿命は74.79歳

 

大阪府健康寿命(日常生活に制限のない期間の平均)(2016年調べ)

男性 71.50歳 全国で39位

女性 74.46歳 全国で34位

 

〈65歳以上 高齢者人口の見通し〉

2020年には、約3600万人を突破!

 

〈フレイル〉

年をとって心身の活力が低下した状態をフレイルと言います。

多くの人が健康な状態から、このフレイルの段階を経て要介護状態に陥ると考えられています。

 

〈フレイルの基準〉

以下の5項目のうち、3項目以上該当すると「フレイル」、

1つ又は、2つだけ当てはまる場合にはフレイルの前段階である「プレフレイル」と判断されます。

●体重減少

●握力の低下

●疲れやすい

身体活動量の低下

●歩行速度の低下

 

〈フレイルの進行・多面性〉

高齢者の急増に伴って、「単身高齢者世帯」、「夫婦のみの世帯」が急増、それにより、心身の不活発性や閉じこもり、食の質的低下⇒フレイルが進行する。

〈フレイルの原因〉

☆ロコモティブシンドローム

運動器の障害の為に移動機能の低下をきたした状態(骨粗しょう症、変形性関節症、変形性脊椎症など)

☆サルコベニア

筋肉量が減少し、筋力や身体機能が低下している状態

☆低栄養

高齢者の健康の維持にはあらゆる栄養素が必要。特にタンパク質、ビタミンDの不足に注意が必要。

☆口腔機能低下(オーラルフレイル)

             

〈フレイルの予防〉

健康長寿のための「3つの柱」

☆フレイルは、身体的フレイルだけではなく、精神心理的なフレイルや社会的フレイルが複雑に関連している。

☆健康長寿のために必要な大切なポイントとして、

1、「栄養」

2、「運動」

3、「社会参加」

という3つの柱がある。

3つの柱は相互に影響します。

 

もしフレイルになってしまっても、3つの柱に取り組むことで健康な状態へと改善できることが分かっています。

 

しっかり食べて、栄養を取りましょう!

●しっかり動いて、運動をしましょう!

●外出を楽しんで、社会参加をしましょう!

 

すこしでも健康寿命を延ばすためにも、府民カレッジに参加して、外に出て、人と交流していくことが大切なんだなと思いました。

 

≪フラワーアレンジメント≫

 清水律子講師による講座

 

豊能校の受講生の清水律子さんによるフラワーアレンジメントの講座がありました!

はじめは戸惑いながらも、清水先生の優しいアドバイスのおかげで、皆さん、それぞれ素敵な作品ができました!花の姿、香りに癒されて、心も和む、素敵な時間でした。

ありがとうございました!